ワキガ・多汗症手術の吸引法

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現在はあまり行われない吸引法

ワキガ・多汗症の手術である吸引法は、わきの下に数mmほどの穴を開き、ワキガの臭いの原因になる汗をだすアポクリン汗腺と、多汗症の原因になる汗をだすエクリン汗腺を吸引器を使用して吸引する手術方法です。

 

医療機器

 

吸引法は別名、脂肪吸引法とよばれる手術方法であり、太ももや腹部の脂肪吸引を行うために使われる手術方法です。吸引法は、たまにテレビなどで見かけることもあり、皆さんもなんとなく想像がつく手術方法なのではないでしょうか?

 

吸引法のメリットとしては、手術を行っても手術によって切開する傷口が小さいため、術後の傷口も目立たずに皮膚の生着も早い、傷口が治ったあとのひきつれや色素沈着が起りにくいことが挙げられます。

 

医師の技術に手術の効果が大きく左右される

皮下脂肪を吸引する吸引器では、完全にアポクリン汗腺とエクリン汗腺を完全に取り除くことは困難であること、汗腺を直接目視して取り除く手術ではないので、医師の勘や経験に成果が左右されます。

 

医師の技術(技量)に左右されやすいことを考えると、経験豊富な医師に手術していただくことが最も大切で、効果の程は医師選びの部分に大きく関わっています。

 

ワキガ・多汗症の手術に、この方法を使うには確実性に欠けるため、現在ではあまり行われることがない、ワキガ・多汗症の手術方法ですが、施術される側の条件によってはメリットも存在します。

 

例えば仕事で極力傷口が目立たないようにしなくてはならない。職場復帰も急いでしなくてはならないなどの条件がどうしても外せないのであれば、吸引法を行うメリットが十分にあります。

 

いずれにしても手術の内容はもちろん、自分の場合はどれ位の効果が見込めるのかなどを十分納得のうえで手術を受けるようにしなくてはなりません。

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